マインドマップはビジュアルですよ

 最近寝る前にマインドマップを見返すことを日課としている。継続3日を過ぎ、どうにか三日坊主まではたどり着けた。

 全部で6科目あって、しかもそれぞれがそれなりのボリュームを持つものだから、作ったマインドマップの枚数は正確に数えたことはないが全部あわせると200ページはありそうだ。大体1論点につき1枚作っているのでそれくらいはあるだろう。それを見返すのに使う時間は全部あわせて10分程度だろうか。1枚見返すのに数秒しか使っていない。

 もちろんそんな短時間では全部頭に入ってくるわけがない。ほとんど流し読みに近い。そこまで適当にやってしまうのであればやらない方がマシではないかとも思われるかもしれないが、じっくり見返せば定着するかというとそういうわけでもないだろう。それならば、短時間であろうとも何度も見返すことによって長期記憶として定着させようという作戦だ。

 こういう使い方をしてはじめて、マインドマップはイラストなどを利用してビジュアル面に訴えかける必要があるといわれることが納得できる。数秒程度では文字ばかりの情報はほとんど記憶に残らないからだ。また、記述する内容も文章であるべきでないというのもうなずける。キーワードだけでもパッと見ただけでは頭に入ってこないのに、文章など余計に読む余裕がない。

 最近作成したマインドマップはできるだけキーワードしか記述しないようにしているものの、念のための補足説明なんかも書いている。パッと見返した際に分からなかったら困るからだ。しかし、そういうリスクヘッジは本来する必要がないのではないだろうか。なぜならマインドマップをきちんと運用して、毎日見返すようにしていればそもそも忘れないのだから。そう考えれば忘れたときのための情報を盛り込むより、毎日見返せるように情報を極力省く方がよいのではないだろうか。

 マインドマップには余計なことは書かない方がいいのだ。リスクヘッジのためにいろんな情報を詰め込めば詰め込むほど、思い出すためのツールとしての利用価値が下がって行くような気がする。見づらいと読み返すのが億劫になってしまい、せっかく作ったマインドマップの存在意義が失われてしまう。

 だからマインドマップを作るときは、論点ごとに白紙の状態の用紙を用意しておいて、答練のときにこれは大事だと思ったことを追記するように作る方がいいかもしれない。テキストから作ろうとするとどうしても網羅ようと細かなことまで取り入れてしまうから。

 もっとも残り1ヶ月をきったこの時点で気づいたところで直しようがないのだけれども。まぁ答練の復習をする際に、少しでも使えるように微修正をかけていくしかないか。