高速再生

 英語を高速再生で聞くことによって効果的に習得しようみたいな本を割と見るが、ああなるほどこれは効果があるんじゃなかろうかと思えた。

 この前英語を勉強しようと買ってきた本にCDがついていて、最近それを聞きながら別の作業をしていることが多い。その際、再生速度を早くして聞いているのだが(1.5倍速くらい?)、ふと今日通常速度で再生するとものすごくすんなりと英語が聞き分けれた気がした。

 高速再生で再生していると、ぶっちゃけ何を言っているのかよく分からない。しかしその聞き取りにくい状況に慣れてしまうと、実際それよりゆっくりな速度の英語を聞いた場合にとても聞きやすく感じてしまうのだ。ある意味錯覚を利用して、英語の聞き取りに対するハードルを下げるという意味でこれは効果的なのかもしれない。

 英語教材としてのCDはえてして聞き取りやすいように配慮された作りになっている。正しい発生にゆっくりとした聞き取りやすいスピード。でなければ教材として役に立たないから当然ではある。

 しかし、実際に使われている英語はそのような配慮などおかまいなしである。そのため「英語になれてきたぜ」と思っても、実際に聞いてみると何を言っているのか全く聞き取れないということになってしまう。そこで、高速再生というわざと聞き取りにくい状況で英語を聞くことにより、逆に普通に使われている英語の方がゆっくりに聞こえてしまうような状況にしてしまえば、英語に対する苦手意識を解消することが出来る気がする。

 高速再生はWindows Media Playerで簡単にできるので、是非是非試してみて欲しい。時間短縮によって聞ける量も増えるわけなので一石二鳥な気がする。