心の底から楽しんだものが勝ち

 昨日だか一昨日だかのWBSで自分の顔の写真を取り込んで遊ぶゲームがトレたまで紹介されていた。一心不乱にボタンをたたく少年と、はにかみながらスタジオでボタンたたく森本さんと梅津さんが印象に残った。

 子供はすごいな。なぜああもわき目も振らずにボタンをたたくことに熱中できるのか。恐ろしい集中力だ。

 別にゲームに限った話ではなく。音楽でも、漫画でも、アニメでもなんでも。何も考えずにただ熱中するということが少なくなった気がする。何かいつも1枚壁を作っている気がする。

 どうせこんな話でしょ。ここはもっとこうやりゃ面白いのに。こんなものに熱中してるなんて恥ずかしい。周りの目が気になるとか。

 NHKアイドルマスターの特集やってるのを見たけど。プロデューサーたちの熱の上げように引くと同時に惹かれもした。ここまではまりこんで恥ずかしくないのかと思うと同時に、そんなことを考えてる自分の方が損しているのではないかと。

 毎日食べるご飯を単なる栄養補給としてこなすのか、大きく振りかぶってのように「うまそう!」と言って常にごちそうのように食べるのと。どっちが幸せなんでしょうね。

 この作品は絵がすばらしいけどシナリオが残念ですねと批評するのと、涙を流しながら「感動した!」と言えるのと。どっちが幸せなんでしょうね。

 周りの目を気にすることも生きていく上では必要だけど。たまには鎧を外してただ感じるだけもいいんじゃないか。なんて思ってみたり。