実は尺調整が大変だった

 なんだろう……ある程度形になりだすと一気に作ってしまいたくなって一日中動画作りにいそしんでいた。

 絵空事状態だったものが、少しずつ現実味を帯びてくると、自分で作っておきながら早く完成したものが見たくなってしまう。

 やっていて思ったのが、シナリオ段階である程度登場人物たちにどういう動きをさせるかというのを決めておいた方が圧倒的に作りやすいということだ。途中で適当に尺を合わせようとするとものすごく苦労する。

 今回はテキストで登場人物たちのセリフ、表情の変化などを予め決めて、それから紙芝居クリエーターを使って形にしていった。もちろん紙クリの段階になってから微調整したところはあるけれども、テキスト段階できっちり決めておかないとこうもスムーズにはいかなかっただろう。

 監査論なんかと同じで、計画の段階でほぼ全てが決まってしまうといえるだろう。

 そしてとりあえず映像だけはできあがった。といっても、セリフの表示時間が適切かどうかをチェックしていて、これが予想以上に時間がかかっている。というのも、今は一場面一場面を再生して、自分の感覚として切り替わりが早いかどうかで調整しているからだ。

 紙芝居クリエーターである程度文字の量で再生時間を決めてくれているのだが、それだと3文字程度のセリフだと間延びして、セリフ枠いっぱいのものだと短すぎるように見えてしまう。

 こういうのはみんなどうやって調整しているのだろうか。手動で微調整しているのだとしたら脱帽ものである。

 ともかく、尺調整さえしてしまえば後は音を入れるだけである。少なくとも今週中には完成しそうだ。