借金について思う

 借金したら利息を払わないといけない。私は銀行にATM利用手数料を払うことすら嫌う人間なので、金を借りて馬鹿みたいな利率の利息を払うなんて絶対に嫌だ。

 こちらがお金を預けたとしても大した利息はくれず。ATMに行けば長だの列。窓口に行けば長時間待たされるのは当たり前と言うありえないサービス状況であるのに、さらに手数料とかまで搾取されるなどありえない。あろうことかお金を借りて利息までだなんてとんでもねえ。というのが私のスタンス。

 まぁそれはあくまで自分自身のスタンスであるので他人に強制するつもりはない。私自身も実務補習所のお金は借りる予定であるし(無利息らしいが)、必要に迫られ借金せざるを得ない状況を否定するつもりはない。お金を借りるのはいい、自分に取り立ての被害が及ばなければという感じだ。

 他人が借金するのはその人の自由だろう。私がとやかく口出しするべき問題ではあるまい。しかしそれが身内であればどうだろうか。

 借金と言うか、カードローン? あまり詳しくないのだが、キャッシングと言うやつだろうか。まあ弟が利用しているわけである。

 初回ならそう目くじら立てることもあるまいが、今回発覚するのが2回目である。前回は定職に就いている状態であったが、今はアルバイトである。本人もよくないという自覚はあるらしいので、あまりとやかく言うつもりはない、というような話をした。自覚はあるんだろうしそう攻め立てるほど深刻な金額ではないとも思ったので。

 しかし、そういう一方でこのまま放置しておくのはあまりに薄情ではないかとも思うのである。実はここが分水嶺であるのかもしれないと。「何とかしたいと思っているのに、自分ではどうしようもないのであるならば助けを求めろ」とは伝えたのだが、それでは足りないのかもしれない。既になんともできていない状態に陥っているのではないのか。そして本人に自覚がないのではないか。であれば有無を言わさず介入していくべきではないのか。

 介入するとして、自分は一体何をしたいのか。ゴールを設定せずに介入するのはきっとよくない。単なる自分の意見の押し付けになっては、介入する方にもされる方にもいい結果にはなるまい。