農業の効率化

 稲刈りの手伝いに行ってきた。

 基本的には機械で刈るので手伝うといってもそんなに大したことはやっていない。機械で刈れなかった稲を刈り取ったりする程度。

 田んぼといえば四角いイメージがあるかもしれないが、実際には四角い田んぼばかりではない。台形だったり三角形だったりとその形はさまざまである。そのため、田んぼによっては機械でかれる部分が少なかったりする。また、四角い田んぼであったとしても、角の部分は機械を方向転換させるためにそのまま放置しているとキャタピラで踏み倒してしまうため、予め手で刈り取っておく必要がある。

 そもそも田んぼまで機械を持っていこうにも、あぜ道が狭すぎて機械を入れることができないような場所もある。そうでなくても、スポット参戦するような私がおいそれと操作して田んぼまで運べるようなものではない。途中で脱輪するのが関の山である。

 せっかく高価な機械を持っていても、土地自体は昔ながらのまま進歩がないため、本当の意味での農業の効率化が進んでいない。これを機械を使いやすいような田んぼに整備しなおしたりすればいいものを、そういうところに思考が行かないのだろうか。ものすごくもどかしい。