コミュニケーション

 ゲーム業界は厳しいらしい。ゲーム機でやるゲームより、携帯でできるゲームの方が、人気も収益も上のように思える。

 それは通常のTVゲームがコミュニケーションを考慮していないつくりになっているからではないかと思う。ヒットといわれるTVゲームを思い浮かべると、ゲーム自体の面白さがどうこうというよりは、みんなと一緒に楽しめるという要素があるからこそヒットしたといえるのではないだろうか。

 モンスターハンター然り、ポケットモンスター然り。Wiiだってみんなとわいわい楽しめるという要素があったからこそ売れた。携帯電話でできるゲームも同じように、友達との話題づくりのためにやるという人も多いのではないだろうか。

 私が最近復帰したモンコレも、何が面白いのかというと他人との対戦が楽しいと思っている。要はモンコレというゲームを通じてのコミュニケーションが楽しいのだ。

 ゲームの仕組み自体が限界を迎えているとしても、他人とのコミュニケーションが楽しければそれは売れる。昔のスーパーファミコンでは多人数プレイが前提なソフトが多かったのに、最近は一人用のゲームが増えている。ゲーム業界が厳しいというのは、そこのところにも原因があるのではないかと思う。