可視化

 何がどこまでできていて、何が足りないか。それが分かってないから勉強やる気が起きないんではないだろうか。

 私はマインドマップでノート作ってるんだが、それが今どの段階までできているのかが自分自身把握できていない。そこで今日はそれを振り返ってみていた。振り返るというか、とりあえずこれから作らないといけないのは何かをピックアップしていた。その作業をしていて思ったのが、作らなきゃいけないってどのレベルまでよという視点だ。

 理想はそれを見たら完璧にその論点を思い出せることだろう。そのためには論点を網羅していないといけない。ただ網羅しているだけでは効率的に復習できない。ちゃんと理解できるようにするためには各論点の繋がりが整理されていないといけない。その上で復習しやすいように一覧性に優れていなければいけない。

 ということは必要最低限のレベルでは網羅性が必須ということになる。まずはそこをクリアするべきだろう。

 マインドマップ作るのが億劫に感じるのは、最初から網羅されていてかつそれが整理されている。そして一覧性にまで優れているという完璧な状態を目指して作ろうとするからだ。だから必要な論点を書き出して、それぞれのつながりを整理して、見やすくするにはどう書けばいいかを考えて……と作業量が多くなっている。作業量が多いから面倒くさく感じてしまう。

 だから最近は体裁を気にせず網羅することだけを目指してまず作ることにしている。そこまではいい。

 問題はその進捗状態を把握していないということだ。

 今まで作ったものを見返して足りない部分をピックアップする作業をしていて、思ったより今まで作ったやつで網羅できていることに気づいた。今まで作ったやつは網羅できているが、あまりに細かく書き込みすぎていて一覧性が悪いだけ。

 一覧性が悪いと見返すのが面倒くさくて放置しがちで、そのせいでせっかく作ってあるのに作ったことを忘れて「ああ、あの論点作らなきゃ」と思い込んでいた。財務会計なんかが特にそうで、網羅性という点で見たらもうできあがっているといえる状態だった。もっとできていないと思っていたのに、それは次のステップの話だったようだ。

 これは一覧性が悪いことによって自分で作ったものがいまどの状態にあるのかを把握できていないせいで起こったものと考えられる。各科目のマインドマップの完成度がぱっと見えない。その上完璧な状態になっていないのは明らかなので作らなければという強迫観念に駆られる。

 完成度を知るためにはマインドマップを見返す必要があるのだが、一覧性が悪いから完成度を把握するのに時間がかかる。時間がかかるから面倒くさくて把握する前に何も考えずに作ってしまえとなる。作ってみたらすでに作った論点のものだったりする。そのくせ本当にできていないところは手付かずのまま放置されていく。

 この論点はここまでできているというインデックスがいる。今現在ぱっと見てどこまでできているかがわからないのなら、それが分かるように可視化してやればいい。そうすれば勉強する際にいちいちどの論点やろうか机についてから迷う必要がなくなる。それは勉強の計画を立てることにもつながってくるんじゃないだろうか。

 とりあえずは各科目ごとに作るべき論点をピックアップする。次いで各論点ごとに完成度の具合を記入していく。あまり細かくするとまた面倒くさくなるから、前述の網羅・整理・一覧性の3段階でとりあえずはいいだろう。

 そういうインデックスを作れば、自分の苦手論点の把握にも一役買いそうだし便利そうではある。