HT-03AカスタムROM化

 エクスペリアの実機をいじって、動作がきびきびしてて感動してしまった。

 今使っているHT-03Aは日本初のAndroid端末。新物好きの私はWillcomからの乗換えを機にこれにとびついた。しかし、最近はその動作のモッサリさに辟易してきた。特に日本語入力の遅さが目立ってしょうがない。(アプリを入れすぎているというのもあるのだろうが)

 そして帰り道に悪魔が耳元でささやく。そうだ、自分のHT-03Aを高速化すりゃいいんじゃないか。間違いのはじまりであった。

 高速化はオーバークロックをするのが主流らしく、HT-03A標準のバージョン1.6では利用できないということがわかった。仕方がないので調べてバージョンを1.5にダウングレードすることにした*1。とりあえず電話帳のデータとAPN設定だけバックアップ&メモしておいて、深く考えもせずに作業を始めてしまった。

 1.5へのダウングレードはうまくいったのだが、そこから1.6へのバージョンアップで失敗した。携帯電話が起動しなくなったのだ。原因はおそらく、公式の1.5からバージョンアップをかけてないことにつきると思われる。1.5へのダウングレードはtouch 3Gとかいうものになるので、HT-03Aデフォルトの1.5から1.6へ上げる方法をそのとおりに試したところでうまくいくわけがないということなのだろう。

 端末代金が分割でまだ1.5年分は残っているのに壊れたとか洒落にならん。大いに焦った。仕方がないのでカスタムROMを入れることにした。Hyper J 1.5bというやつだ。

 カスタムROMを入れたらちゃんと起動してくれた。といっても起動するまで若干の紆余曲折はあったのだけれども。オーバークロックも普通にできたし、速度は上々な気がする。というか現時点ではサクサク動いてくれているので、当初の目論見からはずれてしまったけれど結果オーライということにしておこう。

 ただ、このカスタムROM化、まったくもってお勧めできない。モッサリで嫌だという人は素直にエクスペリアなど、これから発売されるandroid端末を買った方がいいと思う。それでもやるなら、あくまで自己責任で。ちゃんと計画性を持ってバックアップとか必要な情報はすべて集めてからチャレンジするようにと、生きた心地のしなかった私からのアドバイスです。

*1:今思えばちゃんとしたバックアップもとることなく、勢いで始めたのは狂気の沙汰としか思えない。